読んで納得!電気柵設置法と豆知識

読んで納得!電気柵設置法と豆知識

電気柵って何に有効なの?どんな仕組みなの?

放牧管理では、動物を外に出さないという役目です
獣害対策では、動物を中に入れないという役目です

電気柵には「放牧管理では、動物を外に出さない」「獣害対策では、動物を中に入れない」という二つの役割があります。

電気柵は、ワイヤーに強い電気を流し触れた動物にショックを与える事で、「痛み」を学習させるとともに「怖い」と思う心理に作用させ、動物を「柵から出さない」「柵に近づかせない」様にするものです。

電気柵に流れる電流は「最大6,000〜10,000ボルト」という強い電流ですが、常時流れている訳ではなく、通電時間が1秒ごとに0.01秒以下という形で断続的に流れているものですので、動物殺傷能力はなく動物を傷つける事はないとともに、人間が誤って触れてしまった場合でも 危険回避が可能です。(強い静電気を受けたような痛み程です)

電気柵の電気の流れ

電気柵の電気の流れ

電気柵の電流は、この様に流れます。
乾電池にスイッチと豆電球を繋げた時の回路と同じ様なものです。
本体が乾電池、電気柵が導線、動物がスイッチの様なイメージで、スイッチとなる動物が触れた際に電気が流れる(豆電球が点灯する)仕組みです。

電気柵の基本的な設置方法と電気の流れ

電気柵を設置してみよう!設置に必要な機器と設置方法

こちらのサイトでは、最近特にご相談が多くなっている「獣害対策」のための「電気柵設置法」をご紹介いたします。

電気柵設置に必要なもの

本体

本体

支柱

支柱

クリップ

クリップ

簡易緊張具

簡易緊張具

ゲートハンドル

ゲートハンドル

ワイヤー(柵)

ワイヤー(柵)

アース

アース

本体設置杭

本体設置杭

危険表示板

危険表示板

検電器

検電器

電気柵の設置には、基本上記10点を用意します。
用意する機材が多いので「揃えるのが大変そう....」「設置が難しそう....」と感じるかもしれませんが、設置はコツさえつかめば難しくはありません。

設置作業の際は上記の他に、杭や支柱を地中に打ち込むための「ゴムハンマーまたはプラハンマー」、ワイヤーを切るための「ハサミまたはニッパー」、「作業用手袋」をご用意ください。
ハンマーですが、鉄ハンマーを使うと支柱を傷つけてしまうため、ゴム素材かプラ素材のハンマーを使う事がポイントとなります。

協和テクノでは小・中規模の田畑に最適で、最近一番被害報告のある「ハクビシン・アライグマ」に特化した電気柵設置セットをご用意しております。
設置に必要なものが揃っているだけではなく、イノシシなどの中型動物にも効果を発揮する事で、ご好評をいただいているセットです。 ぜひこちらのご利用をご検討ください。

設置する準備をしよう

設置する準備をしよう

設置を始める前に、まず設置する場所の整備をします。
周辺に草があると草が柵に触れてしまい漏電の原因になったり、害獣が隠れられる場所になってしまう場合があるため、周辺の草刈りをしてください。また、地面の凸凹してる場合には均しておきます。

次に、支柱に段数分のクリップ(碍子)を取り付けます。
取り付け位置は支柱を設置した後に調整するので、位置を決める必要はありません。

支柱を設置する間隔や柵取付の間隔は、対象動物によって異なります。以下を参考にして設置してください。

クマなどの大型動物

クマなどの大型動物

支柱間隔 → 4m以内
柵 → 15cm間隔で3〜4段

イノシシ対策
イノシシ対策

イノシシ対策

支柱間隔 → 4m以内
柵 → 20cm間隔で2〜3段

シカなどの中型動物

シカなどの中型動物

支柱間隔 → 5m〜10m
柵 → 30〜45cm間隔で4段

ハクビシンなど
ハクビシンなど

ハクビシンなど

支柱間隔 → 4m以下
柵 → 10cm間隔で4段

協和テクノホームページにて、それぞれの「けもの対策法」を各動物の習性から始まり、電気柵設置方法も合わせてご紹介しておりますので、ぜひこちらのページもご覧ください。

支柱と柵を設置しよう

設置の際のご注意Attention!

傾斜地の近くに設置する際は、傾斜地から2m以上離しましょう

傾斜地の近くに電気柵を設置する場合に傾斜からの着地点に近い場所に設置すると、傾斜地から降りて来た勢いで電気柵を飛び越えられてしまう場合があります。
そのため、斜面から2mほど離し設置しましょう。

凹みのある場所には支柱を追加しましょう

設置前になるべく地面を均しますが、どうしても凹みを均せない場所もあります。
そういった場合は、凹みに支柱を追加の上その部分に柵を一段追加して、動物が入る隙間を作らない様にしましょう。

ベースとなる支柱を設置しよう

四角形の外周の場合、まず支柱を、各コーナー・出入り口となる部分合わせて6箇所設置します。
支柱はグラグラしないようハンマーを使い、20~30cm程度しっかり打ち込みます。
まっすぐ打ち込むよう心がけると、あとの仕上がりがきれいです。

ワイヤーを張ろう1

次に、一番下になる柵(ワイヤー)を出入り口部から、支柱の外側に張っていきます。
張る位置は対象動物によって違いますが、例えばハクビシンやアライグマ対策の場合は、地面から10cm上の位置に碍子(クリップ)を調整します。

ワイヤーを張ろう2

柵(ワイヤー)は、クリップを通して張っていきます。通す外すが簡単なクリップ碍子がおススメです。
ポイントは柱ごとにワイヤーを固定しない事!!
そうする事で、回収やワイヤーの緊張の際に容易になることは勿論、ワイヤーに人や獣が引っ掛かった際にも支柱やポールを傷めません。

残りの支柱を設置しよう

最下部のワイヤーを張り終えた時点で、対象動物の間隔で中間の支柱をワイヤーに沿って立てていきます。
全ての支柱の打ち込みが完了したら、段数分のワイヤーを対象動物の間隔に調整し張っていきます。

ワイヤー同士をつなごう

全ての段のワイヤーを張り終えたら、写真のように各段のワイヤーを繋ぎ、全段電気が流れるようにします。

ゲートハンドルを取り付けよう

出入り口部分にゲートハンドルを取り付けます。
ハンドルは写真の様にクリップにかけて使用します。

簡易緊張具と危険表示板を取り付ければ完了!

最後に柵のたるみを取りきっちり張るために簡易緊張具を取り付け、柵に緊張をかけます。
その後、危険表示板を目立つ場所に設置すれば柵の設置は完了です。
危険表示板は、電気柵を設置する上で必ず目立つ場所に設置するよう義務づけられていますので、忘れずに設置しましょう。

日本電気さく協議会 → http://www.nihondenkisakukyogikai.org/safetystandards/

本体とアースを設置しよう

本体とアースを設置しよう

柵が全て張り終わったら、次に本体を設置します。
ガラガー電気柵の本体には柱となるポールを装着する穴や、ネジ等で柱に設置する穴が開いておりますので、環境に合わせ設置する事が可能です。
太陽光パネルが付いているタイプの本体の場合は、十分に日が当たる場所に設置します。

次にアースを地中深く埋め込みます。石場を避け、湿り気のある場所に埋め込む事が大切です。
アースが複数ある場合には、アース同士の間隔を出来るだけ空け、垂直にしっかり埋め込みましょう。
ガラガー電気柵の本体にはワイヤーへ電気を流す接続端子(赤)とアースを繋げる接続端子(緑)が付いています。
緑の端子の線をアースに繋ぎ、赤の端子の線を柵に繋げれば、準備完了です。

電圧テストをしよう

本体とアースを設置しよう

全ての作業が完了したら一度電源を入れ、検電器を使い、複数の箇所で電圧のテストをしてください。
少なくとも4,000ボルト程度の電圧が必要です。
電圧が低い場合は、柵の周りを点検して草・木・金属等が接触していないかどうかを確認してください。接触している場合は、除去してください。
電圧テストをし無事電圧が安定している事を確認したら、いよいよ稼働です。

検電器は、正確な電圧をデジタルで表示する、デジタルボルトメーターもございます。
見やすく正確に数字で表示するためお勧めです。

電気柵を使おう!使い方とお手入れ方法

電気柵を使おう!

全ての作業を終えたら、早速稼働させましょう。

ここが要注意!

電気柵は設置したその日から電気を流すようにしましょう。
獣が電気の流れていない柵(ワイヤー)に触れて、安全を学習してしまうと、電気柵を怖がらなくなってしまいます。
また、害獣は早朝や夕方など、薄暗い時間帯を好んで出没しますが、電気が流れていない電気柵に 慣れさせてしまうと効果がなくなりますので、そういった時間帯だけ電源を入れるのではなく、なるべく一日中電気を流す事をおすすめします。

電気柵を有効に使っていくためには、定期的に電圧チェックや周囲の草刈りを行ってあげる事が大切です。
ワイヤーが草や地面に触れると電気が地面に流れてしまい(漏電)電圧が弱くなってしまいます。
日々の草刈りと電圧チェックを行い、効果的に電気柵をご利用頂きたいと思います。

電気柵を毎日チェックするのは少々大変です。
協和テクノでは、電気柵をお使いの皆さまのご負担を軽減させる事が出来る様「電気柵の電圧を遠隔で監視」をする「エフモスジュニア」を開発いたしました。
特に地域で設置した広域電気柵の維持管理に最適なシステムが、快適な電気柵運用をお約束いたします。

電気柵管理はエフモスジュニアにお任せください!

「一度設置すれば放置していてもずっと正常に動作する」電気柵は、残念ながらありません。
せっかく電気柵を設置しても、定期的な点検とメンテナンスを怠ると電気柵の効果は得られなくなってしまいます。

  • 柵の電圧チェック
  • 支柱のぐらつきや破損がないかチェック
  • アースやバッテリーのコードに破損がないかチェック
  • 地面に動物が侵入したと思われる凹みは出来ていないかチェック
  • 柵の周りの草刈りをする

定期的にこう言ったチェックやメンテナンスを行う事で、より長く電気柵をご活用いただけます。
少々手間はかかりますが、ここは生き物同士の攻防戦。
気を抜かずしっかり管理する事で、末長く効果が得られるのが電気柵です。

協和テクノでは、ご購入前のご相談からご購入後のご相談まで承っておりますので、ご不明点等ございましたらどうぞお気軽にお問い合わせください。

協和テクノの安心フォロー

協和テクノの安心フォロー

電気柵設置でお悩みの際は、お気軽に協和テクノへお問い合わせください。
電気柵設置が初めてでも安心してお使いいただけるよう、当社スタッフが誠心誠意をもって対応いたします。

また、設置後のメンテナンスについてもご相談を承っておりますので、こちらもお気軽にご相談ください。

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